私の兄は変わり者-禁断の恋-
第三話+兄はスパルタ+
「はい、じゃあコレとコレとコレ。解いて下さい」
ドサッと音を立て、机に置かれた問題集たち。
私の頭はこの光景がとんでもなく嫌みたい。
何故なら、ブルッと寒気がした…。
「あの…ちょっとだけ少なく「なりません」」
私の小さな願いは、直ぐにも砕け散り、要くんの顔は有無を言わせない表情。
はぁ…こんなにしなきゃなのか…。