赤い鳥
気がつけば私はベッドの上。
目で確認できるのは眩しいくらい明るい電気。

「ん・・・。」
「あ。大丈夫か…?熱39°だし大丈夫な訳ないか・・・」

聞きたい事。
なんで私があの場所にいる事がわかったの?
なんで私が辛い時いつも傍に居てくれるの?
なんで苦しくなるくらいいつも優しいの?

「ここどこ?私の家?」

起き上がろうとすると眩暈。
目の前にいる貴は悲しそうな顔で見てくる。


「無理に起き上がるなって!ここ俺ん家だよ。
学校からお前ん家遠いだろ?だから今日は俺ん家泊まってけ。」

え・・・






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