さよなら、いつか。②―幕末新選組伝―

二人で屯所へ向かう。




今日は、概要確認の日。




私にはよくわからないけれど、幕府とか、攘夷派運動が激しく変わってきたとかどうとかいうことの話し合いをするらしい。





私も、その場に呼ばれている。




あまりにも知識のない私に、色々教えてくれるつもりなんだろう。






「遅くなりました!」



ガラッと襖を開けるともう幹部の人は全員揃っていて・・・




「おせぇんだよ、毎回毎回!」




「まぁ、歳。落ち着け。」





「おいおい、また二人で仲良しこよしか~?」




「うらやましいぜっ!」





「そ、そうなのかよ!?」




「・・・・」




土方さん、近藤さん、藤堂さん、永倉さん、原田さん、斉藤さん。





4ヶ月前と何ら代わりないと思われる屯所にも、色々なことがあった。





一番は八木邸筆頭局長・局長切腹事件、かな。




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