さよなら、いつか。②―幕末新選組伝―




もしかして・・・?




ひとつの疑問が生まれる。




そう、なのかな?



ううん、でも違うと言えば全く違う。




けど、原田さんのこの青に満ちた瞳は、私を見てはいない。




疑惑が確信に少しずつ近付いていく。




やっぱり、そうかもしれない。





初めてまささんに会ったとき、初めて会った気がしなかった。




誰に似ている、と思った。






────似ていたのは、私?



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