私の王子様は意地悪王子!?
あれ、紗里奈なの?



とずっとさっきから言ってる葵




「だから、そう言ってんじゃん」




「し、しらなかった」




「でしょ?頑張ったんだから」



でも、親友なんだから。



「気付いてほしかったなぁ」




「すみません」



ふっ。別にいいけど。



あっ、もう帰る時間じゃん。



違う方向だから、さびしいなあ。



「今日家に泊まろうっカナ」




「え?いいよ」




「本当?じゃあ、一緒に帰ろう!」



実は、もうお母さんに電話してあって、



泊まる気満々だった。



それで断られたら、やばかったけどね☆
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