私の王子様は意地悪王子!?
「んじゃあ!紗里奈とよろしくやってればいいじゃん!」


そうだよ!と目を輝かせながらこっち見てくる



ぉいぉい。まじかよ。



「冗談はやめろ」



「え?冗談じゃないよ!2人ともお似合いだと思うし」


鈍感やろおおおおおおおお!!


こいつ、俺の気持ちわかんねーだろ!


いや、わかるわけねーか。



「お似合い?じゃあお前と裕也もお似合いじゃね」


は・・・?何言ってんだ俺。


このまま、「そうかな~」とか言って裕也とくっついたら・・・


裕也も葵のことが好きだし。



そしたら。



「そうなの?んなら、好きになるように努力しようかな」


やばいやばい!!俺なにしてんだよ!!



「こ、恋は努力じゃねーと思うけど」



「え?努力じゃない?その人に振り向いてもらうために、両思いになるために努力するんじゃない?」


ん?なんかこいつ、恋愛経験豊富なのか?


え?なんだ、この『師匠』って呼びたくなるような感じは・・・。



こういうのには詳しいのか?
< 41 / 170 >

この作品をシェア

pagetop