私の王子様は意地悪王子!?
ちゅっ・・・

そう、リップの音が響いた


「っ・・・!?」


は?今俺はなにされたんだ?


俺は唖然としたまま、葵を見た。


葵と目があった瞬間、葵は顔を赤くした



「ごめんね。許して。嫌だよね」


は?誰も嫌なんて言ってねーよ!


嫌じゃない!でも、声が出ない・・・。



「でもね、私にもわかんないの。この気持ちはなんなの?」


俺が知るわけねーよ。


そして、俺の心の声が聞こえないのか。そのまま続ける



「なんかね、明の前ではすっごく心臓がドキドキうるさいの」


最近ね!と付け加える。あおい



俺は、黙って聞くしかない。



「それにね、さっき『裕也とお似合いじゃね』って言われた時、心臓が」


おい。止めるなよ!超気になるんだよ!



「早く言えよ」


あっ声でたぜ。やっとか


そして、次に言った言葉で、嬉しさと驚きが・・・



「お前、それって・・・」
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