青く澄んだ空∞
ー麻斗sideー
…1日目から、色々あったな……。
「おいっ!!!麻斗、風呂沸いたぞ!!!」
…そう。
こいつが全ての始まりだった気が…
しないでもないな…
プルルルル
………?
いきなり電話が鳴った
「…もしもし…」
「…ああ、俺だ。お前、この間の話…」
「分かってる……」
「お前の恋路のせいで財閥は崩せん」
……分かっている
財閥がどの位の人事をかかえているか。
倒産すれば、どの位の家庭が崩れるか。
「……明日、汐音に話す。アメリカには
 必ず行く。…その代わり、汐音と結婚さ せてくれないか…親父」
「…いいだろう。ただし、行くんだぞ。
 お前には大学に通いつつ、向こうの支店 で、店長をしてもらう。分かったか?」
「…ぁあ。ありがとな」
「…フッ………分かればいい」
プチッ
「ふぅ~……」
言わねぇとな…
財閥のことも言ってねぇし…。
…まぁ、頑張るしかねぇよな?
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