青く澄んだ空∞
ー麻斗sideー
「助けて、北山くんっ!!」
っていう声を聞いて、すぐ分かった。汐音
…俺は無我夢中になって走った。
ダンッッ
力いっぱいドアを蹴った。
そこには、たくさんの年上の女。
汐音は泣いていて許せないと思った。
そして、気づくとこんな言葉が出ていた。
「離せよてめぇら。汐音に何してんだよ!
さっさと帰んねぇと怪我するぞ」
予想以上に怖かったらしく、女たちは、
去っていった。その瞬間、俺はアイツの方
に走っていた。
そして抱きしめた。
ぎゅっと、強い力で。
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