青く澄んだ空∞
汐音はヒールを履いているせいか前になかなか進めない。
ちょっと意地悪しすぎたかなと思って振り返ると、目をウルウルにした、汐音が歩いてくる。誘ってんのかお前…。
じゃなくて、ヤバい。アイツ泣きそう。
軽く罪悪感を感じた俺は、
「はぁー。何してんだよお前」
と、素直じゃなく言った。
「ごめん…」
ますます汐音が泣きそうになった。
…好きな女泣かせるとか男としてどーなんだ、俺。ってかアイツかわいすぎだから。
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