青く澄んだ空∞
すると北山くんは、黒い笑顔を向け耳元で
「へぇ。言わないんだ?じゃあ、言うまで
 こうしてないとな」
ギュッ
後ろから私を抱きしめて肩に顎をおいた。
北山くんの息が耳にかかる
…ムスク調の北山くんの香水の香りがして私は、もうギブ……ってか降参(泣
「いっ言いますよぉ。…前、バイトやって いた時の友達っ!」
…嘘。思いっきり嘘。
「へぇー、そう」
信じたのか、あっさりと離してくれた。
「ていうか、そんなこと聞いてどうするわ け?」
「…まだ分かんない?」
「…………………分かんない」
「うん、だと思った」
うっ…何よ!分かんなくて悪かったね!!
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