年の差恋愛
男だろうが女だろうが関係ねぇ。
生徒は生徒だ。
ネクタイをしたのを見て教室へ戻した。
ふと周りを見ると気付けば超静か…。
テツいわく、すげぇ怖いらしい。
自覚ねぇんだけど…
いやいやいや、静か過ぎんだろ…
耐えられず職員室に行こうとしたその時。
「せんせーっ!おはようございますっ!!」
うしろから聞こえたでけぇ声。
この静けさでそんなテンションお前だけだぞ?澤村。
嵐のように去って行った澤村に
思わず笑ってしまった。
「陽菜ちん元気だよな~!」
「ん。あいつはバカだな。」
「もう陽菜ちんにしとけば?」
「は?」
「いや、分かってないならいい。」
「おいテツ、何だ?」
「だから学校では多田先生だって言ってんだろ~?」
「ちょっ…待て…」
逃げやがった…。
そういや3年の時、澤村の担任してたっけ。
何か知ってんのか?
…モヤモヤする。