ミルクティー
一緒に寝たけど変な緊張で顔もまともに見れなかった。

そして朝。
朝に弱いはずの彼女はボクにささやく。
「朝だよ。」

「シャワー勝手に浴びちゃったからね。」

更に驚いた事が…

「じゃーん!」
そこには絵に書いたようなトーストとベーコンエッグにサラダが並んであった。

しかもコーヒーもある。

「え?料理作れるの?」
と同時に「ペシッ!」と口でいいながら叩かれた。

「ってか材料はあったの?」


「朝寝てる間に買いに行ったの。しかも…」

「じゃーん!」
といって彼女はDVDを出した。

「この映画観たいっていってたから借りてきたよ」

―おおおおお!DVDプレーヤーの中にもあるんですけど!!

どうやら彼女はボクの話を丁寧にも覚えていたようだ。

「時間はあるからたっぷり観よ。」
そういって彼女は嬉しそうにテーブルの前に座った。

急いで顔を洗いテーブルの前に座る。

「あっバター冷蔵庫にあるから取って。」
と頼みごとをしてる間にプレーヤーの中から同じDVDを取り出して奥に隠した。


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