ミルクティー
「あ~。やらしいのでしょ。」

―ギクゥゥゥ!!

「違うよ。会社の友達に借りたアニメだよ。アニメ。観る??」

「じゃぁ観ない。」

―ほぉぉぉぉ。助かった。

リザーブしたスペシャルシートよりもスペシャルなシチュエーションにボクは舞い上がった。


ふとテーブルを見る。
ボクのコーヒーが熱々の湯気を立てている。
「コーヒーメーカーの使い方良くわかったね。」
「うちのパパが飲むから家にあるよ。それぐらいわかりますぅ」
と口を尖らせた。やっぱかわいいぜ。

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