伝わるコトバ


「俺には何が秘密だって?」

知らないうちに教室のドアにもたれかかっていた。

「あっせんぱーいっ♪
雑用お疲れ様です!!
帰りーましょッ☆」

満面の笑みで亮介に駆け寄る夏美ちゃんが、いつもより大人に見えた。

「亮介ー♪

帰ろーぜ!!」

「おー♪」

俺と亮介と夏美ちゃん。
ワイワイ騒ぎながら学校を出た。


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