泪雨
壊れた
「やよー!!光くんが待ってるよー!!」
親友である美波の声が放課後の1ーCの教室に響いた。
今は6月で雨の多いじっとりとした日が続いている。
座っているだけでも汗をかく。鬱陶しい。
美波に笑顔で別れを告げ、彼氏である光の元に走りよる。
中学の時から付き合っている光と私の間にはトキメキなんてものはもう存在しなかった。
ただ、業務のように登下校し、休日にはデートをしていた。
バカみたい。
「弥生。今日さ、スタバ寄って帰んない?」
昇降口を出たところで光が話しかけてきた。
珍しく雨の降ってない日、こんな日は1人で帰りたくなる。
そう思っても答えは決まっていた。
「いいよー♪えっと、うちは抹茶ラテだからね!!」
親友である美波の声が放課後の1ーCの教室に響いた。
今は6月で雨の多いじっとりとした日が続いている。
座っているだけでも汗をかく。鬱陶しい。
美波に笑顔で別れを告げ、彼氏である光の元に走りよる。
中学の時から付き合っている光と私の間にはトキメキなんてものはもう存在しなかった。
ただ、業務のように登下校し、休日にはデートをしていた。
バカみたい。
「弥生。今日さ、スタバ寄って帰んない?」
昇降口を出たところで光が話しかけてきた。
珍しく雨の降ってない日、こんな日は1人で帰りたくなる。
そう思っても答えは決まっていた。
「いいよー♪えっと、うちは抹茶ラテだからね!!」