グッバイマイオールドフレンド
「忘れるはずがない。忘れられるはずがない。君はわたしの命の恩人だ。そう叫びた
かったのですが、口にだせませんでした。どこかで、それをさえぎってしまったのです。
彼は、その地でこどもたちに日本語を教えていました。彼は、立派になっていました。
不覚にも、涙のあふれる目で彼をみると、彼が信じられないことをはなしました」
おれね、もうだめなんすよ
だめというと?
病気にかかっちまってね。
それなら、治療すればよろしい
治せないんです。
治せない?
ええ。
かったのですが、口にだせませんでした。どこかで、それをさえぎってしまったのです。
彼は、その地でこどもたちに日本語を教えていました。彼は、立派になっていました。
不覚にも、涙のあふれる目で彼をみると、彼が信じられないことをはなしました」
おれね、もうだめなんすよ
だめというと?
病気にかかっちまってね。
それなら、治療すればよろしい
治せないんです。
治せない?
ええ。