Mカレ?!可愛いピンクな恋心…。

「暑ッ・・・」


もうすぐ夏休みというだけあって、ものすごい暑い。
めんどくさー・・・。


5分ほど歩いただけで、汗が垂れてきた。
ふぅ…。

ケーキ屋さんが、目と鼻の先になった時、前から学生の私の通っている学校と同じ制服を着た軍団が…。

なーんか、見覚えある人物がぽつぽつ。


遠くから見ただけでも可愛さが伝わる人物。
花音だ。

…ってことは
あの軍団、バスケ部?
つまり…
神崎くんもいる?!

じーっと見ていると、どんどんその軍団との距離が近づく。
あー、いたいた。
ちょーカッコイイ神崎君!

でも…
私、今、小花柄がプリントされた普通のTシャツに、デニムの短パンというなんともオシャレじゃない格好だし…。

なにより神崎君に告られたし、気まずいし…。

会うわけにはいかない!




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