Mカレ?!可愛いピンクな恋心…。

いそいで近くの電柱の陰に隠れた。


「ホンマなん?」
「しらねー!」
「あはは!」


と、会話が聞こえる距離に。

どんどん冷や汗が出てくる。


「・・・。」


息をのんだ私。
電柱からのぞこうとした時、目の前に黒い物体がカサカサと動いた。

「・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/  ギャー\(゜ロ\)(/ロ゜)/」

急いで電柱から飛び出すと、ばったりタイミングよくあの軍団とはち合わせた。

だって・・・。
ゴキブリが電柱にいたんだもん。


「えっ?美穂やん!なにやってん?」

私に肩をくんで聞く花音。
あの~、正直な話、花音めちゃめちゃ可愛いから、近づくと私の地味さが引き立つのでやめていただきたい。
なんてったって、暑いし・・・。
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