Mカレ?!可愛いピンクな恋心…。
「昨日、渉の家にさぁ、私達4人と神崎くんが来たでしょ?それ以外に誰か来てた?」

………。
私はツバを飲み込んで息を殺した。


「あぁ、来てたよ!」

えっ?
まさかの答え。


「男?女?」

「男!まぁ、軽く親戚!ピンクのピンで前髪あげてたろ?」

「うん…そっか!親戚かぁ!わかった!変なこと聞いてごめんね?」

「ううん!全然大丈夫。」



あぁ、神様!渉さま!仏様!
なんと素晴らしい解答!
これで私の言ったことに現実み?が増したわ!


「なぁ、倉木いつまで床に座ってんの?(笑)」


渉くんは、しゃがんで私に目線を合わせながら言った。


「教室の外で、誰かわかんないけどお前のこと呼んでたヤツがいるぜ!」


親指で教室のドアの方を指指す渉くん。

私を呼んでた?
誰だろう…
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