Mカレ?!可愛いピンクな恋心…。
時刻は5時をまわった。

そろそろ帰るか!とのことになり、私たちは渉くんの家を後にした。

いつもの通り、花音と彩は家が別方向なのでさっき別れた。


「はぁ~あ!今日は楽しかったね!」

両手をあげて伸びをしながら言うあずさ。

「うん!渉くんの家大きいしね!」

「まぁな・・・。」



愁はなんだかうかない顔。


「し・・・か、神崎くん。どうかした?」


最近、神崎くんのことを愁と呼ぶのに慣れたのか、危うくあずさの前で言ってしまうところだった。


「渉にも・・・。いろいろあんだよ。」

「そうだね・・・。」

< 95 / 167 >

この作品をシェア

pagetop