*心に咲くあの花の名前*【短】
「え、てかお前・・・恋した事ねぇの・・・?」

「は、や・・・た、たぶん・・・?」

「たぶんじゃねぇだろ!まぢかよ・・・」


鈴斗は少し笑いを堪えているようだ。
恋をした事が無くて何が悪い!?

俺は心の中で、そう叫んだ。
だって、恥ずかしかったんだ・・・。


「じゃぁ俺が教えてやるよ!」
「大広、それは“恋”だっ!」


いまいち状況に付いて行けない俺。

「んー・・・」

「その子が好きなんだよ!」



俺が・・・ミズを・・・好き・・・?

急に鼓動が加速する。
脈打つ速さが増す。
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