*心に咲くあの花の名前*【短】
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
「私、元の家に戻るんです」
「ん、そっか・・・」
「ヒロに・・・コレを受け取って欲しいんです」
そう言ってミズが差し出したのは、
ミズがずっと持っていたスケブだった。
「え、でもコレ・・・ミズの画が・・・っ」
「ヒロに受け取って欲しいんです・・・!」
「──・・・・・ッ」
俺はそのスケブを受け取る。
そして何となく、スケブをぱらぱらっと
適当にめくる。
最後のページに描かれていたものを、
俺はこの目で目の当たりにする・・・。
「コレ・・・ミズが描いたの・・・っ?」
「うん・・・ヒロだよ・・・」
そのページに描かれていたのは、
俺の“笑顔の画”だった。
そしてその片隅には、
『大好きだよ』
の文字・・・。
「ミズ・・・っ」
「大好きだよ・・・ヒロぉ・・・っ」
次第に俺たちの目は涙で滲みはじめる。
「俺も・・・俺も好きだよ─・・・っ!!」
思いっきり抱き寄せたミズの肩は、
今にも壊れてしまいそうだった。
涙のせいで熱を帯びた目元。
涙でぐしゃぐしゃになった俺たちの顔。
何でもいい。
俺はただ、ミズと抱き合って泣いていた。
「ミズ、いつか絶対に逢おうな・・・っ!」
「ぅん・・・うん・・・っ!!絶対です・・・っ」
俺たちはそんな永遠に続く約束をした。
この約束は、絶対に途切れる事が無い。
俺たちがまた、再会するまで─・・・。
俺は忘れない。
ミズと出逢った日の事、
笑い合った日の事、
泣きあった今日の事も・・・。
「ミズ・・・またね・・・?」
「うん、ヒロも・・・っ」
*+...End...+*
─*+心に咲くあの花の名前+*─
「私、元の家に戻るんです」
「ん、そっか・・・」
「ヒロに・・・コレを受け取って欲しいんです」
そう言ってミズが差し出したのは、
ミズがずっと持っていたスケブだった。
「え、でもコレ・・・ミズの画が・・・っ」
「ヒロに受け取って欲しいんです・・・!」
「──・・・・・ッ」
俺はそのスケブを受け取る。
そして何となく、スケブをぱらぱらっと
適当にめくる。
最後のページに描かれていたものを、
俺はこの目で目の当たりにする・・・。
「コレ・・・ミズが描いたの・・・っ?」
「うん・・・ヒロだよ・・・」
そのページに描かれていたのは、
俺の“笑顔の画”だった。
そしてその片隅には、
『大好きだよ』
の文字・・・。
「ミズ・・・っ」
「大好きだよ・・・ヒロぉ・・・っ」
次第に俺たちの目は涙で滲みはじめる。
「俺も・・・俺も好きだよ─・・・っ!!」
思いっきり抱き寄せたミズの肩は、
今にも壊れてしまいそうだった。
涙のせいで熱を帯びた目元。
涙でぐしゃぐしゃになった俺たちの顔。
何でもいい。
俺はただ、ミズと抱き合って泣いていた。
「ミズ、いつか絶対に逢おうな・・・っ!」
「ぅん・・・うん・・・っ!!絶対です・・・っ」
俺たちはそんな永遠に続く約束をした。
この約束は、絶対に途切れる事が無い。
俺たちがまた、再会するまで─・・・。
俺は忘れない。
ミズと出逢った日の事、
笑い合った日の事、
泣きあった今日の事も・・・。
「ミズ・・・またね・・・?」
「うん、ヒロも・・・っ」
*+...End...+*
─*+心に咲くあの花の名前+*─