*心に咲くあの花の名前*【短】
「ちょ・・・っヒロ?」
好きとかそんなんじゃなくて、
もっと繊細な・・・。
自分じゃ言い表せない
この心の感じ。
いつか聞いた。
ミズの名前の由来。
イメージはそのまま水。
意味は濁りが無く、純粋で
清らか。
それが『未寿』の由来。
その話を聞いた時、
俺はすごく感動した。
“なんて綺麗なんだろう”って・・・。
「ミズ・・・俺が側に居るよ」
「ありがと・・・ヒロ・・・」
「嬉しいです・・・」
その時、ミズの長い綺麗な髪が
俺の制服のボタンに絡まる。
「あ、ゴメン・・・っ」
「うん、大丈夫ですよ・・・」
「大丈夫じゃねぇだろ」
「ミズの髪が台無しに・・・」
・・・って俺、なに自分で恥ずかしい
事言ってんだよ・・・!?
ミズを見てみると、頬を薄い桃に
染めてこちらを呆然と見ている。
「そんなの初めて言われました・・・」
「え・・・?」
「髪なんかを褒めてもらえるなんて・・・」
「嬉しい・・・です」
“台無し”の言葉をミズは、
“褒め言葉”として受け取ったらしい。
「それは・・・どうも・・・」
急に恥ずかしくなって
俺はミズから顔をそらした。
好きとかそんなんじゃなくて、
もっと繊細な・・・。
自分じゃ言い表せない
この心の感じ。
いつか聞いた。
ミズの名前の由来。
イメージはそのまま水。
意味は濁りが無く、純粋で
清らか。
それが『未寿』の由来。
その話を聞いた時、
俺はすごく感動した。
“なんて綺麗なんだろう”って・・・。
「ミズ・・・俺が側に居るよ」
「ありがと・・・ヒロ・・・」
「嬉しいです・・・」
その時、ミズの長い綺麗な髪が
俺の制服のボタンに絡まる。
「あ、ゴメン・・・っ」
「うん、大丈夫ですよ・・・」
「大丈夫じゃねぇだろ」
「ミズの髪が台無しに・・・」
・・・って俺、なに自分で恥ずかしい
事言ってんだよ・・・!?
ミズを見てみると、頬を薄い桃に
染めてこちらを呆然と見ている。
「そんなの初めて言われました・・・」
「え・・・?」
「髪なんかを褒めてもらえるなんて・・・」
「嬉しい・・・です」
“台無し”の言葉をミズは、
“褒め言葉”として受け取ったらしい。
「それは・・・どうも・・・」
急に恥ずかしくなって
俺はミズから顔をそらした。