俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)


― 5月2日 ―



数学のレポ出しに行った時
職員室で古屋先生に会う。



奇跡!古屋先生の代わりに
プリントを持ってあたしが小上君の家に..



初めて小上君と話せた、凄く凄く緊張したっ!



――――――――――



100%同じ文とは
言い切れないけれど



確かこんな内容。



これが



俺が優衣と初めて会った日の日記。



― 6月25日 ―



今日から優斗君と
付き合う事にっ!


ギター弾いてる優斗君は楽しそうで大好き



意地悪な優斗君もエロい
優斗君も全部大好きっ!



手出されると思ったのに
出されなかったのが驚き



優斗君の優しさが



凄く凄く感じられた
1日になりました♪



――――――――――



『意地悪でエロいか…』



俺は日記を読んで力なく微笑む。



懐かしいけど苦しい
悲しいけれど温かい



すげ-複雑な気分。



この日の日記は



もっと長く色々書いてあったけど



ほとんど忘れたが
確かそんな感じの内容だった。

< 100 / 115 >

この作品をシェア

pagetop