俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)


「あ…あたしは優衣!」



『俺に何か…?』



「小上君今日早退したでしょ~?はい♪古屋先生に頼まれたの、急ぎのプリントだって!」



人なつこい笑顔を見せながら
俺にプリントを手渡す優衣。



『わざわざありがとう』



「いいえ~実はね私の家、小上君の家の近所なんだよ♪」



『……。』



これが彼女と初めての出会い。



この時の俺は
優衣に特別な感情はなかった



「あ、私の事は優衣でいいからね優斗君♪」



『馴れ馴れしい奴…』



俺から見てクラスの違う彼女の第一印象は
身長は低く色白で顔立ちが綺麗な女…



何より笑った顔が可愛く優しかった。

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