俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)
『…もしもし』
とりあえず電話に出てみる。
「あ,もしも~し優斗?良かったぁ…番号合ってた」
電話から聞こえた声は
女友達の一人の[リカ]
『どーした?』
俺は軽い感じでリカに問い掛ける
「友達に優斗の携帯聞いたから即電しただけ~♪優斗番号変わってたでしょ?」
『友達?』
「裕太から聞いた♪優斗〜私の番号もちゃんと登録しといてね!」
『了…あ…』
話すだけ話したリカは
俺の返答も聞かず電話を切った。
『切れてるし…』
俺は何となく切れた
携帯電話を見つめる
「今の電話…彼女か?」
にやにやした琢磨サンは
わざとらしく俺の顔を覗き込む。