俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)
" 全然抵抗しねーじゃん "
" 抵抗してこいや!! "
不意打ちをつかれた俺は
脇腹を思いっきり蹴られ
意識が朦朧とする。
「おい、えみ…コイツやベぇんじゃね!?」
「全然抵抗しね-し、これ以上やったらやばいって」
「優斗何で…何で抵抗しないの…ねえ!!」
『えみ、ごめんな…』
これが集団リンチか結構くるな…
「優斗!!!」
その時
聞き覚えある声が
俺の名前を呼ぶ。
この声は… 章司?
いや、あり得ない
何でこんな場所に章司が居る?
幻覚だ
それより優衣、優衣は関係ない。
頼むから優衣は
優衣だけはそれ以上
苦しめないでくれ…
意識が朦朧とする中
色んな事を考えていると
俺の目の前は真っ暗になった。