俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)


なあ優衣…
幸せにしてやるって約束したのにごめんな。



口だけで幸せにする所か
守る事すら出来なかった



今更、幾ら謝っても優衣は戻って来ない



こんな俺でも
今でも変わらず言える事が1つある



俺は本気でお前の事…








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「優斗しっかりしろ!!!」



我に返ると俺の家に何故か琢磨さんが居た



『琢磨…さん?』



ここ俺の家だよな?
なんで琢磨さんが?



「勝手に入ってごめんな、連絡つかなくて心配で来てみたら鍵空いてるし… 」



『連絡?』



連絡全然気付かなかった…



「…優斗、ちゃんと飯食ってるか?」



そう言って琢磨さんは
冷蔵庫を開けている。



「何にも入ってね-し… 」



『……。』



「あー!!!」



冷蔵庫の扉を閉めた
琢磨さんは声を上げ



『どうかした?』



キッチンから戻って来た
琢磨さんが持って来たのは



キッチンに水を張り水没させた俺の携帯。



『え、何で水没させて…』



「俺が知るかよ。そりゃあ幾らかけても携帯繋がらんわな…」



壊れた俺の携帯を見た琢磨さんは苦笑。


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