俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)
無視する俺に話しを続けるえみ
「優斗、えみは別れてもずっと優斗の事が好きだった。優斗ならあの時… 簡単に殴り返せたハズなのに全く殴り返さなかった」
『……。』
「… どうして?そこまであの子の事が好きだった…の?」
えみは涙を浮かべ
俺を見つめている
「優斗に大事にされるあの子が憎かった。殺したいほど嫌いだった。だから私… 友達に頼んであの子を…」
黙れ
えみの言葉を遮る様に俺は大声で笑った
馬鹿みたいに笑いまくった。
「優斗…」
『そんなに俺が欲しい? お前…マジ馬鹿じゃねえの。そんなに欲しいならお前に全部くれてやるよ、好きにしろよ、なんなら此処で抱いてやろうか?それでお前は満足か?』
俺は
えみを乱暴にコンビニの
壁に押し付け唇を奪った。
「離し…て!!!」
- パシッ -
えみは思いっきり俺の
頬を強く叩き涙を流す
『……。』
叩かれた場所は
不思議と感覚が麻痺したかのように
痛みを感じず不思議と逆に心地良かった。