俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)


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『なあ、これ何の手帳?』



優衣がまだ生きていた頃
家で可愛い小さな手帳を見つけた。



「ちょっと… 優斗、勝手に引き出し開けないでよっ//」



優衣は俺から手帳を取り上げると
慌てて自分の後ろに隠す。



「これは…絶対に駄目なの!!//」



一体何が書かれているんだろう?
見られるのを異常に嫌がる優衣。



ここまで嫌がられるとすっげ-気になる…



『優衣、おいで?』



俺は警戒する彼女に微笑みながら手招き



「な、何…」



『来いよ』



「……//」



優衣の顔は真っ赤



俺は


真っ赤になって下を向く
優衣を優しく抱き寄せた。

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