俺が唯一愛した女 (1話から公開開始)


自分からキス…



恥ずかしがり屋で照れ屋の優衣には
絶対と言うほど無理な話。



それを知っててわざと言ってみる。



「優斗の意地悪っ//」



意地悪で結構。



「意地悪、意地悪!!」



『意地悪なあ…』



俺は頬を膨らましている
優衣を押し倒し首筋から



ゆっくり鎖骨に何度も優しくキスを繰り返す。



「優斗くすぐったいよ…//」



" 俺が絶対お前を幸せにする "



軽々しく言える様な事
じゃないって解ってるけど…



高校卒業したら働く。



一生俺について来いって
胸張って言える様に職も探す。



" 所詮ガキの戯言 "



そう言って笑う奴も
いるかもしれない。



笑いたいなら笑え、好きにしろ



この頃の俺は優衣との関係
本気でそこまで考えていた。

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