シンデレラの王子は。
2階の部屋。先生は子供みたいにベッドにダイブして、先、風呂入っていいよって言うの。当たり前にうんと答えるアタシ。アタシが終わったら、先生が入る。この順番もいつも同じ。でも、先生がシャワー浴びてる音は何回聞いても馴れなくて、先生の濡れた髪にもドキッとしちゃう。待ってる間も気がきじゃない。 先生が風呂から出てきたと思ったら、
「あっ、髪乾かすの忘れてた」
なんて、可愛く言うから、余計愛しくなる。次は本当に出てきて、今度はアタシのことをいきなりベッドに押し倒すの。
「びっくりした?」
コクッと頷いた。
「羽海って、俺のどこが好きなの?」
塾ではいい先生ぶって、『神谷ー』なんて呼んでくるくせに…『羽海』なんて呼んじゃってさ。
「うーん……全部。」
「可愛いこと言ってくれんじゃん」
先生はアタシに大人のキスをして、スカートの中に手を入れて触ってくる。
「羽海ってスカート短いよね。」
「んっ…ふ…つう……だよ…ぁんっ…」
「まじ、そそられちゃう」
身体中が熱くて、なんだかすごい恥ずかしい。
先生はキスを止めて、アタシをベッドの上に座らせる。
「羽海のこともっと見たいんだけど…脱いで?」
「……///」
「もしかして、俺に脱がして欲しい?」
「……いじわる。」