モテキ

「春の魅力は俺が一番だ、
理解してないのはお前らだ」

急に席を立ち熱弁しだしたが、
聞いているこっちが恥ずかしい

そのうち華月くんや遼くんまでが
参加しだしたが、

「これおいしい」

三人を無視し、食事をした

「「「誰にする(します)」」」

急に凄い剣幕で聞くから

「な、何？」

「「「デート(です)」」」

息ピッタリだな〜

「本気な「「「本気(です)」」」

目が〜

「皆で…「「「ありえない」」」

先を読まれた？

「わかった、あみだくじで」

毒気が抜けたようだから

「おいしいよ」

残りは静かに食べた三人

「くじ引きは春が作れ」

遼くんが言ったから

「うん、」

かばんからメモと紙を出し

「あみだくじ、あみだくじ、
書いて楽しいあみだくじ」

くじを書いた

「なんだ、それ」

遼くんに不思議がられたから

「あみだくじのうた」

さらっと言ったら

「そうか」

それだけだった