モテキ
華月くんは車で来たから

「まってて…」

花束を大きな花瓶に入れて戻ると

「お嬢様」

華月くんではなくおじいさんで、

「私、鷹司家家令の三船です」

「あ、名倉春と申します」

三船さんは車のドアを開け
「どうぞ」

エスコートしてくれた
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