モテキ

車はベンツ

後ろは広く、テーブルなどもある

「華月くん…」

「春さんどうぞ」

華月くんは先に車にいて、

「紅茶です」

紅茶を煎れていたようだ

「ありがとう」

受け取ると車がゆっくり発進した

「おいしい」

受け取った紅茶はすごくおいしい
自分で煎れる数倍…

「ありがとうございます」
照れくさそうにいう

「三船直伝でね
三船は僕の教育係でもあり、じい
っていう立場だけど、いえなくて
名前呼びになり、今に至ります」

三船さんも照れている

「春様、結婚は…」

「…は？」

戸惑う質問を三船さんがするから

「春さんの卒業後」

「…え？」

華月くんがすらっというが

「あの、まだ好きすら…」

私には分からないから

「お話は伺っております
遼様、雄大様まで関わりあうので
大変な状況ですが、私は信じて、
華月様と春様の子を抱けると…」

三船さんは、想像しているが…

「私の見た目からすると…」

「女人は真心、優しさです

見た目なぞ、いつかかわりますが
心は変わらないと信じています」

三船さんが力説したが

「間もない目的地です」

ドライバーに言われたすかった