海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】
エピローグ・海の恋人
「お~い、海斗~!もう、今日は帰ろうぜ~!!もう、12時だぞぉ!」
あと、1分で12時を回り明日になってしまう。
はあ…。
俺は深くため息をついた。
「光達は先に帰ってろ。」
そう促したけど、光達は意地を張って
「海斗が待つなら俺達も待つ。」
と言って、その場で座り込んでしまった。
最後に会った時と同じ
綺麗な満月の浮かぶ、静かな海。
俺は朝から、地平線の彼方を見つめ続け君を探し続けていた。