海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】
俺はその場で、片方の膝を立ててしゃがんだ。
「美海…俺と…」
かなり重要な時だというのに、
美海は自分の細い人差し指をトンッと俺の唇に置く。
「海斗、結婚してくれますか?」
ふふっと、イタズラに笑う美海は俺に顔を近づける。
ちょっと、調子乗りすぎだろ。
「嫌だ。」
えっ?
と、かかれたような表情を浮かべる美海。
近いていた顔も、ギリギリのところで止まる。
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