海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】
「………」
「………」
…会話が無い。
沢山言わなければ言けない事があるというのに、いざ本人を目の前にすると何も、出てこない。
この状態、いつまで続くんだろうか。と、考えている時だった。
「……先ずは、おめでとう。……俺の彼女を奪えておめでとう。」
少し、苛っとくる言葉…でも、そう言われてもしょうがない。
それが、事実なのだから。
俺は、何と返せば良いのか解らず黙ったまま。