いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩
「じゃあ、行ってくるから」
「ありがとう」
彩はわたしと反対の方に歩いて行った。
相太君がどんなこと思って
あんなこと言ったのかわかんないけど
何かあるはず。
いじわるな後輩に恋するなんて思わなかったよ。
「かわいい」とか
平気な顔して言ったり、
強引にキスしてきたり、
なのに、会えないとか…
その気にさせといて相太君から
会えないだなんて、そんなの…
顎先まで来た雫はゆっくりと地面に落ちていった。