いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩

「いじめたければ勝手にいじめればいい」

「やっぱり相ちゃんはあの先輩どうでもよかったんだね!

 そりゃそうだよね!

 別に超美人とかいうわけでもな...」


「そのかわり」

「な、なにっ…?」

「俺がまもるから」

「・・・・えっ?」

「先輩に手出させねえし」

「何言って…」

「先輩いじめていいの俺だけだから」


七海の手を振り払って無言で教室を出た。


出た教室からは大声で泣く声が聞こえる。





俺はこれから…



ぎゅっと手を握り締めた。



後ろを振り返ることなく授業中のクラスへと戻った。
< 126 / 187 >

この作品をシェア

pagetop