いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩


♪ピロリロリロ


「やべ、電話」

ポケットから携帯を取り出した。
ディスプレーには【康】の文字。



ピッとボタンを押し携帯を耳に当てると、

「何でだよ相太ぁぁぁぁ!」



バカでかい声が電話越しに聞こえた。


「んあ?んだよ…」

キーンとする右耳に嫌々携帯をあてた。

「なんでだよぉ~…」

電話越しでもわかる康のショックそうな声。

「はぁ?んだから何だって言ってんじゃん」

「だってよお…夏祭り一緒にいけないんだろー」


・・・は?
何を言ってんだこいつは

「昨日近藤からメール来たぜ、相太は別の用事でいけませんー…ってよぉ」

楓夏…?あいつ、何だ?

「相太こなきゃ女子達は嫌々な行動だよ~…

 おい、こいよぉ~…」


俺楓夏に行かないなんて言ってないんだけど。

ってか、なに?は?俺いかねぇの…って、あ…。

もしかして…


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