いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩
無視×キス
☆理恵side
「理恵ーまた“彼”いるよ~」
彩が校庭をみながら言う。
彼とはきっと相太君の事。
「トイレ」
「理恵~?また?昨日もこんな感じだったじゃん」
「…別に」
彩を置いてスタスタとトイレへ来た。
鏡を見ると昨日夜泣きはらした目の腫れが
まだ引いていなかった。
「ぅ…っ」
「あれ~理恵っち」
わたしを理恵っちと呼ぶのは1人しかいない。
「咲月ー」
咲月とは中1の時同じクラスで同じバスケ部だった。
「その目は泣いたな~」
「…わかる?」
「わかる、わかる~どうした?もしや恋の悩みかな?」
咲月がにたにたしながら訪ねて来る。
「…違うもん」