いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩

いつも下駄箱で待ち合わせをして一緒にかえる。








そして今日もいつものように待ち合わせをしていた。

夏の太陽がサンサンと私達を照らしていた。

「そうちゃん、あっついね~今日」

「そうだな」

横をあるくそうちゃんの腕にたまに触れるたびに
ドキドキが抑えられなかった。

「ねえ、そうちゃん」

「んあ?」

「七海の事まだ好きだよね?」

毎日のようにこうやって聞く。

「うん」

でもそうちゃんは「うん」としか言わない。

決して好きとは言わない。

ぎゅっと両手を握った。

「なぁ、七海」

久しぶりにそうちゃんから話しかけられた。

「何!!」
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