いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩
砂場で遊ぶ子供たちも車の通らない道をあるいてるカップルも皆楽しそうに笑っているのに笑えなかった。
「…気づいてたんだね」
「当り前」
「いつから…?」
あたしは諦めにはいった。
「2年になったくらいから。」
「そんな前からか…」
「うん」
このまま話が終わってほしかった。でもやっぱり別れ話だった。
「俺は別れたい」
「…どうして」
「もう、ムリ」
「俺がまもるって言ったよね…ねえ、言ったよね!?」
口調があらあらしくなってきてどうしようもなくなった。
「嘘をついてるやつをどう守れって言う」
泣けば勝ちだと思った。
「…じゃあ、じゃあそうちゃんは…もう好きじゃないの…
あたしの事すきじゃないの…」
否定すると考えていた。
「うん」