恋愛談義!




そうやって、私の思い通りに事は進み

鈴川さんは私の『彼氏』になった。



会社には内緒の関係。

周囲に知られるのは、婚約発表でいい。


私に悪い虫がつくんじゃないかって、鈴川さんは心配していたけれど、


「鈴川さんに憧れている他の女の子に嫌がらせされたりするかも……」


なんて、彼を持ち上げて黙らせることに成功した。


実際のところ、私は彼氏がいると公言してもモテまくるのだからそんなことは意味がないのだ。






そして当然のごとく。

彼は私の体を求めてくるようになった。


けれど私は、体に触れることはおろか、キスすらすぐには許さなかった。


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