恋愛談義!
ちなみにこう見えて、御堂は根っからのマゾヒストで
当時16歳だった私は、それからみっちり3年間、御堂に快楽というものを叩き込まれ、彼の理想の女王様として育てられたのだ。
ただ、結局私は女王様の演技は出来ても、セックスはいたってノーマル志向で。
本当の意味で御堂の理想の女王様にはなれず、今はただの茶飲み友達……いや、親友という不思議なポジションにいたりする。
「鬼だなんて大げさな」
このくらいの計算、誰だってしてるでしょう。
「お嬢様には、幸せになっていただきたいんです」
「幸せ?」
幸せねぇ……
一瞬考え込んでしまった。
「たぶん明後日のデートで、プロポーズされると思うのよ」