恋愛談義!

「結婚式には来てね」

「はぁ……まぁ、そうですね」



御堂は結局、煮え切れない態度のまま、はっきりとした言葉を口にしなかったけれど。


私はそれを対して気にはしなかった。


Guido Fawkesを出て、御堂はまた店へと戻っていく。
(店から徒歩圏内ということもあり、私はよくここに彼を呼び出し、恋愛の成果を聞かせてやることにしている。例え望まれていなくても)


そしてその広く美しい背中を見送りながら、御堂の『幸せになってほしい』の意味を考えていた。




私が22、3で結婚を考えるのには意味がある。

無駄に生きている暇はないのだ。




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