恋愛談義!
「もう、これで俺たち終わりなのかっ!?」
「終わりにしたのはあなたでしょう」
私の言葉に、鈴川さんは鈍器で頭を殴られたような顔をする。
もしかして、正直に話すことが美徳とでも思ったのだろうか。
それとも本当に未練があったのは元カノのほうで
文字通りはめられちゃった?
どんなひとなのかはしらないけれど、女の敵はいつだって女だと身に染みる。
「さようなら、鈴川さん」
さようなら、私の幸せな結婚。
私の手首をつかむ彼の指をひきはがすと、彼は目を赤くして、勢いよく椅子から立ち上がり、そのまま出て行ってしまった。
「――」