恋愛談義!
井上礼央。
私の過去の男たちの仇討だかなんだか知らないけど、いちいち私に突っかかってくる、変な奴だとは思うけど。
けれどやっぱり、さっきの小娘たちと同様、こいつにどう思われようがどうでもいいのだ。
一度や二度失敗したからって諦めない。
私は私の我が道をゆく。
そして、井上礼央が連れてきてくれた洋風居酒屋は、想像以上に上等な料理を出す、けれど落ち着く居酒屋だった。
そこで私たちはおなかいっぱい料理を食べて、非常に満足した気分で店をあとにした。
「はい、これ。私の分」
「お前、そういうところ用意周到っていうか、身についてるんだなぁ」